上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
山本周五郎作品の『ちいさこべ』です。

4つの作品が収録されています。
『花筵』
『ちいさこべ』
『ちくしょう谷』
『へちまの木』

『へちまの木』は、戦前の『陽気な客』が
現代ものとして発表された筋立てを
下町ものとして仕立て直した作品です。
仕立て直す過程で、
いろいろな作品のエッセンスが
入ってきています。たとえば、
主人公がお酒などを飲んで記憶を失う場面がありますが、
自分で植えた木を自分で切ってしまう
『あとのない仮名』を連想させます。

表題作『ちいさこべ』は、
大工の棟梁が苦難の道を歩いていく姿を
描いた作品です。
みなしごたちを引き受けて、
大火からの復興を目指します。
明るい感じの作品です。

『花筵』は夫と生き別れになり、
子供を失ってしまう悲しみを乗り越えていく
女性の姿を描いた作品、
『ちくしょう谷』は、誰もが敬遠する
藩から疎外された集落を人間性あるムラに
返そうとする過程で、兄の仇をゆるす姿を描いた作品です。

言葉足らずでうまく表現できないのが
もどかしいですが、佳作ぞろいの作品集です。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://ganjigarameman.blog36.fc2.com/tb.php/510-bfae9a2c
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。