上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
山本周五郎作品の短編集『おごそかな渇き』です。

わたしが所持している山本周五郎作品の
新潮文庫全巻のなかで
『青べか物語』や『季節のない街』などの
現代ものを除けば、
紹介する最後の作品となります。

『蕭々十三年』
『紅梅月毛』
『野分』
『雨あがる』
『かあちゃん』
『将監さまの細みち』
『鶴は帰りぬ』
『あだこ』
『もののけ』
『おごそかな渇き』

以上の10作品が収録されています。

どの作品もおもしろいのですが、
『雨あがる』『かあちゃん』『将監さまの細みち』
『あだこ』『もののけ』あたりが特に好きです。

『野分』や『将監さまの細みち』は
自分だけが幸せになっていいのか、という
庶民の心映えが胸に迫ってきます。
その反面、『鶴は帰りぬ』では
茶屋の娘がいろいろなしがらみを捨てて幸せになる話で
それはそれで、感動します。

とにかくこの短編集では、
下町もの、武家もの、岡場所もの、平安ものなど
いろいろなバリエーションが楽しめると思います。

『おごそかな渇き』は現代もので
しかも作者の絶筆、未完の作品です。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。