上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
関ヶ原の戦いを描く短編集
岩井三四二作品の『とまどい関ヶ原』です。
同時代を扱った岳宏一郎作品『群雲、関ヶ原へ』を
読んだ後で本作品を読みました。

『大根を売る武者』
『百尺竿頭に立つ』
『松の丸燃ゆ』
『日本一幸運な城の話』
『草の靡き』
『すべては狂言』
『敵はいずこに』
『十九歳のとまどい』

タイトルやこれまでの来歴から
ユーモアのある作品集かな、と
思っていましたが、
見事に裏切られてしまいました。

関ヶ原の戦いに臨んだそれぞれの
主人公の哀しみや迷いが描かれた
リアルな短編集に仕上がっている印象です。
その点で『群雲、関ヶ原へ』と
共通しているのかな、と思いました。

どの話も小身の大名や陪臣など
徳川家康や石田三成など
関ヶ原の戦いのメインを担った人ではないですが
それだけに、読みがいのある作品だと思います。
スポンサーサイト
米村圭伍作品の『退屈姫君 これでおしまい』です。
シリーズの最終作品となっております。

めだか姫のお姉さんたちが
失踪したことが原因で、
菊競べの見物をしたことから
またまた、田沼親子との争いが勃発。

江戸城内でおこなわれる菊競べで
田沼親子をぎゃふんといわせられるのか。
というストーリーです。

謎解きミステリーなどもあって、
エンターテインメントの要素が
一段と濃い内容となっています。

江戸時代は、植物を育てたり
小鳥なんかを育てたりすることが
ずいぶんはやっていたそうで、
そうした時代の雰囲気もうかがえると思います。
高田郁作品の連作、
『みおつくし料理帖』シリーズから
『心星ひとつ』です。

常連客の坂村堂の実父登場とか、
ライバル店登竜楼の仕掛けとか
寒い日が続くときに、火が使えなくなるとか
今作品でも、ピンチの連続です。

それでも、客に喜んでもらうべく
「つるや」のお澪さんは、
周りの人たちやあさひ太夫の励ましで
試練を乗り越えていきます。

これでもう6冊目となんですね。
人気があるのか、息が長いシリーズとなっています。
2013.07.09 『日日平安』
山本周五郎短編集『日日平安』です。
武士もの、岡場所もの、こっけいもの
下町ものなどなどいろいろな
バリエーションの物語を楽しめます。

『城中の霜』
『水戸梅譜』
『嘘ァつかねえ』
『日日平安』
『しじみ河岸』
『ほたる放生』
『末っ子』
『屏風はたたまれた』
『橋の下』
『若き日の摂津守』
『失蝶記』

どの作品も秀作ばかりですが、
個人的には下町ものの『嘘ァつかねえ』などが
やはり好みでしょうか。
この作品に似たオチの『陽気な客』は現代ものですが、
かなり筋立てがちがっており、
そういう楽しみ方もできました。

こっけいものの『末っ子』も
固定観念の被害者という話なのに
こっけいものだけあって、非常にユーモアがありますし、
岡場所ものの『ほたる放生』は
一転シリアスなお話で、
ダメな男に惚れてしまう、哀しい女性が主人公です。

ひさしぶりに周五郎作品を読んだので
やっぱり、おもしろいなぁというのが
率直な感想でした。月並みですみません。
吉川三国志の後半、七、八巻です。
最近(2013年)は、新潮文庫で
復刻版と言うのでしょうか、
出版されているようですね。
ちなみに管理人が持っているのは、講談社版です。

さて、吉川三国志全8巻と
北方三国志全13巻の計21巻の
長い長い読書の旅がやっと終わりました。
なんだか、感慨深いものがあります。

七巻、八巻は、
諸葛亮孔明と司馬懿仲達が
主役格となり、展開していきます。
人材や生産力などの国力の差が
違いすぎるのですが、
どうしても諸葛亮孔明には、
悲運の影がちらついてなりません。

とにかく、三国志は何度読んでも面白いですね。
まだ宮城谷昌光版『三国志』は持っていませんが、
どんな感じなんでしょうかね。
機会があったら、読んでみたいです。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。