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吉川英治作品の『三国志』です。
吉川英治の代表作の一つではないかと思います。
昔から読み継がれていますね。

中学くらいのころに、家にあった
非常に分厚いこの吉川『三国志』を
読もうとしたのですが、
使われている漢字が難しすぎて断念した思い出があります。

今所持しているのは、旧字体や
仮名づかいが現代に合わされた文庫で
読みやすくて重宝してます。

やたらと仏教に関する言葉が出てくるのですが、
後漢末期と言えば、中国への仏教伝来から
100年を過ぎたころで
そこまで広がってないんとちがうか、と思ってしまいますね。
そういう突っ込みどころがあるのもまた、面白いです。
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前回宣言していたとおり、
司馬遼太郎作品の『峠』を紹介します。
全3巻という分量で、更新まで時間がかかってしまいました。

幕末の長岡藩で執政を務めた
河井継之助を主人公とした長編です。

陽明学を学び、知行合一を地で行った人物で、
当時としては開明派の考えを持ち、
時勢眼も優れていましたが、
長岡藩の役に立つ武士になることを
唯一の目的として突き進みます。

上巻はおもに、江戸でのこと、そして
備中松山で藩政にあたっていた
山田方谷への師事などが中心で、
中巻は長岡藩に帰ってから活躍、
下巻は新政府軍との戦い
という感じで展開していきます。

初めてこの本を読んだのは高校生のころで
非常な感銘を受けた記憶があります。
読み返してみると、やはり
面白い作品であることは疑いのないところですね。

実際に河井継之助のような個性が
身近にいたとしたら、付き合いにくいでしょうが。
それが「英雄」なのかもしれません。
司馬遼太郎作品の『馬上少年過ぐ』です。
7つの短編が収められています。

河井継之助を描いた『英雄児』
海援隊とイギリス水兵殺害事件を描いた『慶応長崎事件』
足利藩の絵師田崎草雲のものがたり『喧嘩草雲』
ここまでが幕末が時代背景です。
伊達政宗のおもに若いころを題材とした表題作『馬上少年過ぐ』
伊予吉田の権力を握った医師重庵の小説『重庵転々』
この中では創作色の強い『城の怪』
賤ヶ岳七本槍、脇坂甚内のはなし、『貂の皮』

このなかでは『喧嘩草雲』が面白かったです。
足利藩の足軽出身の絵師である草雲。
腕力もあり、画才もある草雲が
ひょんなことから藩の軍隊指揮を任されることにより
これまでどこか伸び悩んでいた絵の才能が
開花するという話です。

また、『英雄児』の河井継之助に関しては
長編の『峠』もあり、比較して読むと
作品のトーンがかなり違っていて面白いです。

ということで、次は『峠』を紹介したいと思います。
山本周五郎作品の『深川安楽亭』です。
12の作品が収められています。

『内蔵允留守』
『蜜柑』
『おかよ』
『水の下の石』
『上野介正信』
『真説吝嗇記』
『百足ちがい』
『四人囃し』
『深川安楽亭』
『あすなろう』
『十八条乙』
『枡落し』

武家ものから下町もの、こっけいものなど
幅広いジャンルの作品があります。
法の不条理を描くシリアスな『十八条乙』、
不気味な感じの一場面もの『深川安楽亭』
諧謔に満ちた『真説吝嗇記』など
楽しめるのではないでしょうか。

なかでも個人的に好きなのは『百足ちがい』です。
腹にすえかねたことを「三つなぎ」で
我慢していくということから、
いつの間にか「間に合わない」男になってしまった
又四郎のおはなしです。
ハッピーエンドが楽しいです。
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