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山本周五郎の長編で、ユーモアあふれる
『彦左衛門外記』です。

無役の旗本、五橋数馬が伯父である
大久保彦左衛門を「天下の御意見番」に
仕立てあげてしまうというストーリーです。

戦記やお墨付きを偽造して
菊などの栽培でのんびり過ごしていた
彦左衛門を担ぎ出し、
意中のお嫁さんを射止めるために
四苦八苦する数馬。
そのうち彦左衛門は暴走しだしてしまいます。

途中で、作者が登場人物たちに
こっぴどくやられる場面があるという
かなり実験的というのか
おもしろい試みもあり、
とっても楽しませてくれる作品です。
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米村圭伍作品の退屈姫君シリーズから
『退屈姫君、恋に燃える』です。

タイトルを読むと、退屈姫君の
めだか姫が恋をしたようにも取れますが、
結ばれない恋を
仲立ちしようとするストーリーです。

結ばれない恋と言うのも
役に就けない冷飯食い。
そして、その恋の相手は
段違いの身分差である大名の姫。

そこに田沼意次の大名取り潰しの陰謀、
めだか姫への意趣返しなどが絡んで
どんどん大ごとになっていきます。

軽妙な筆致で楽しく読めました。
海音寺潮五郎作品の史伝『列藩騒動録』です。

島津騒動からはじまって、阿波騒動まで
時代順などはランダムですが
江戸時代に12の藩に起こった
お家騒動の史伝です。

つまらない意地の張り合いから
政策の違いから起きた家督騒動まで
いろいろな争いが起きていたんですね。

初めて読んだのですが、
他の作者がいろいろな作品で
とりあげているような事件も多く
楽しんで読むことができました。
関連作品を読むときに併読すると
面白そうです。
『槍持ち佐五平の首』は佐藤雅美短編集です。

『小南市郎兵衛の不覚』
『槍持ち佐五平の首』
『ヨフトホヘル』
『重怨思の祐定』
『身からでた錆』
『見栄は一日恥は百日』
『色でしくじりゃ井上様よ』
『何故一言諌メクレザルヤ』

以上の8つの短編が収録されています。
江戸後期から末期にかけての、
武士の世の中をテーマにした作品群です。
しかもほとんどが意地の張り合い、
いじめ、性格に難のある人などが
重要人物となっています。

文春文庫解説が良いので、解説読んでから読むと
面白いのではないかな、と思います。
歴史・時代小説を紹介するこのブログ。
前回更新から、ちょっと間が空きすぎましたね。
今回紹介するのは、吉屋信子作品の
『続・徳川の夫人たち』です。
以前から勧められていたのですが、
下巻の入手がなかなかできませんで、
やっと読めました。

永光院の生涯をおった『徳川の夫人たち』とはちがい、
この続編では、4代将軍家綱の時代から
徳川滅亡までが描かれております。
その時々の大奥を取り締まった女性たちが
主人公ということになるでしょうか。
ですから、通史ですね。

江戸の大奥は、実は京都出身者であふれかえっており
典礼儀礼は宮中をまねしたものだったことなど
改めて気づかされることも多かったです。
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