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松本清張作品の『昭和史発掘』です。
予想通り、遅々としてすすまない読書です。
けっこう時間かかってますが、全9巻。
4月いっぱいかかってしまうかもしれませんね。

二・二六事件の前夜から決行までを丹念に取材、
決起将校たちだけではなく、上層部や
惑星的に働く民間人たちまでを丁寧に描いていきます。

事件を起こす側の懊悩や逡巡であったり、
北一輝をはじめとする民間人の思惑であったり
さらには襲撃場面を襲撃した側とされた側の両面から
細かく取り調べ記録などをひいてきて
読者に提示していきます。

特に7巻からが2月26日からの4日間です。
天皇の怒りや陸軍大臣の周章ぶりなど、
そして決起将校たちの優越などが伝わってきます。

それにしても、公平を心がける作者の姿勢に脱帽です。
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引き続き、松本清張作品の『昭和史発掘』です。

3巻はスパイM、五・一五事件など、4巻は小林多喜二、陸軍士官学校事件などです。
この『昭和史発掘』のメインである二・二六事件は5巻から始まります。

なかでもスパイMの陰謀は非常に面白いですね。
戦前の共産党史がこのシリーズを読むとよくわかります。
特高警察や憲兵隊っていう組織、
今ではなかなか身近には感じられませんが、
けっこうハードだったんだなと思います。

1927年ごろからの世界大恐慌の影響が
このころの情勢を作った基になっていることに
改めて、明治を迎え国際社会の中で船出をして
そこそこ50年くらいでのエライ荒波やなあと思います。

ただ、4巻、5巻あたりになってくると
詳細にわたる解説であったり、
原文を引用した資料がそのまま載っているので
非常に読書スピードが遅くなってしまいます。

次に更新ができるのがいつになるやら今から心配です。
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