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短編集の『治郎吉格子』を読み終えました。
8つ作品があるのですが、
どの作品もそれぞれ面白いと感じさせるのは
さすがだな、と思います。

そんな中でも『銀河まつり』という作品が
印象に強く残っています。
恋人をかけて花火合戦をする話です。
最後に火事で花火が暴発してしまうシーンが
なんか、妙に頭に残っていて
今回で読むのは3回目くらいですが
「ああ、この作品だったっけ」と思うのです。
でもまた、すぐ忘れてしまいますけど。

吉川作品は、長いものばかりなのですが
短編集も充実していると思います。
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吉川英治の作品を渉猟するこの9月。
自分に課していたノルマの最後を飾る
『大岡越前』です。

若き日の過ちから再生、そしてその過ちとの対峙というふうに
物語は進んでいきますが、一番最後の手習いのくだりは
不覚にも、”涙数行降る”でした。

全体的に、重い感じの作品で
吉川英治得意のロードストーリーでもなく、
少年が出てくるわけでもなく、なのですが、
心にグッとくるもんがある作品です。

当然、時代ドラマの「大岡越前」のテーマを
くちずさみながら読んでました。

この本は感動できますよ。

さあ、まだ9月はあと1週間弱のこっていますので
吉川英治の短編を読んでいきたいと思います。
読みましたわ『松のや露八』。
この作品の露八の生き方が結構好きです。
自分に正直に生きていっている感じがいいです。

なんともならないような人間の弱さってあると思います。
わたくしがんじがらめマンなどはその最たるもんでして
誘惑に弱く、自分の欲に歯止めがかからないほうなので
だからこそ、この露八にすごく共感します。

やけになって堕落するところや叔父に土下座するところなんて
まるで、自分を見ているように思えるのです。
ひとつ違う点は、露八はへんなプライドを
腹に隠せるというところでしょうか。

というわけで、とっても感情移入できる吉川作品なので、
ぜひ、吉川英治月間に読みたかったわけです。
ストイックな『宮本武蔵』に共感できない場合に
お勧めの本とでも言っておきましょうか。
さ、つぎつぎと通勤時間と寝る前の時間、
そして、休みの時間を利用して快調に冊数を
こなし続けています。

今朝は、町内の掃除の予定でしたが、
雨で順延でしたのでその時間はそのまま
『牢獄の花嫁』読破に充てることができました。

わたくし、捕物帳もけっこう好きでして、
佐藤雅美の『居眠り紋蔵』シリーズなどを
筆頭に、何冊かは本棚に並んでおります。
子供の絵本にも『くもの巣親分捕物帳』なんてのもあるくらいです。

それはともかくとして、
私の偏った読書歴と記憶力の弱いアタマでは
想像もつきませんでしたが、
この作品には、解説を読むとタネ本があるんですね。

吉川英治好きなら、読んでおくとよいと思いますが、
捕物帳好きやミステリー好きの人には
すこし物足りないかもしれませんね。
吉川英治月間です。
じつは、パスしようかどうか迷ったのですが
「ま、いいか」と読みはじめました。

『かんかん虫は唄う』には
表題作と『色は匂えど』の2作品が収録されています。
両方の作品とも作者吉川英治の実体験をモチーフに
書かれたようでして、時代設定も明治、大正あたりです。

『かんかん虫は唄う』は、
主人公のトム公が、成金をとっちめる話です。
私の感想としては、セピア色の背景というか
ノスタルジックな雰囲気がつよい作品に思えます。
胸のすく内容ですね。

『色は匂えど』は、
貧しさに耐える次郎一家の話です。
そういう主題であるだけに、くらいトーンなのですが、
最後が、「え、これでおしまい?」というカンジがします。
落ちがあるような話しではないのですが
すこし消化不良に感じます。
単に、わたくしの感性が鈍いだけかも知れませんが。

吉川英治月間もあと10日。
『牢獄の花嫁』『松のや露八』『大岡越前』の3作品は
なんとかクリアしたいところですが、
結果や如何に??
このブログはがんじがらめマンの自己満足の上に成り立っています。
(なんか急に・・・)

というわけで、吉川英治月間は快調に
『江戸三国志』読破までこぎつけました。

この作品は、わたくしがんじがらめマンが
吉川作品のなかでも大好きな作品のひとつです。
なにしろ筋立てがとっても面白いのです。
全部で3分冊なのですが、2日で読み終えました。

登場人物の誰もが魅力的でして
主役格の日本左衛門やお蝶、相良金吾もいいのですが
とくに、道中師の伊兵衛、辻占の馬春堂コンビがお気に入りです。

それにしても、隠れキリシタンや渡来人まで
登場してくるもんですから、
4回読んでるのにハラハラドキドキしますし、
気がつけば、夜中の1時、2時になっているくらい、
ハマリますからね。

伝奇小説好きには、文句なしにおすすめします。
吉川英治月間は、全集を読み終わるまで伸びそうな
勢いがないでもないペースで読み進んでいます。

2日前に『燃える富士』を読み終わりまして
今は、江戸三国志の3巻目にまで来ております。

で、『燃える富士』ですが、
講談社の歴史時代文庫には収録されていません。
なんでなのかはわかりませんが、
これまで紹介してきた『鳴門秘帖』や『坂東侠客陣』に
比べると、伝奇性が薄すぎるのかなと
がんじがらめマンとしては、すこし辛い採点ですので
ちょっとわかる気もします。
登場人物のなかの泥亀と雲作は、
いい味を出しているんですけれどね。

がんじがらめマンの吉川英治月間3作品目、
『鳴戸秘帖』を読み終わりました。

4,5回読んでますが、面白いですね、これ。
墨屋敷からの脱出や剣山の間者牢など
いつ読んでもハラハラします。
そして、最後のシーンは今回もホロリときました。

常木鴻山という主人公と別行動で
謎を追っている登場人物がいますが、
いつもナイスタイミングで弦之丞やお綱、万吉を助けます。
もうすこしでやられる!あぶない!どうなる!という時には、
ほこらの陰や近くの茂みから出てきます。
もっとも、常木鴻山に限ったことではありませんが。

この人ここで死んでしまうか?とか、
そんなことある??とか、とにかくストーリーがメチャ面白いです。
一言でいうと、荒唐無稽ですね。
でも、そこが面白いと思います。
この本は、吉川英治時代文庫には収録されていず
学研M文庫にある作品です。
(ほかの出版社からも当然出ているとは思いますが大正と昭和の境目の作品ですから。)
自称吉川英治ファンですが、学研M文庫は2冊だけしか持っておりません。

さて、本題です。この本は読むのは2回目です。
重要人物の一人である平手造酒は、山本周五郎『花も刀も』でも
主人公になっておりまして、『花も刀も』の後日談としても楽しめます。
私の好きな作家のコラボレーションですね。
ただ、山本周五郎の平手造酒のほうが、人物描写としては好みです。
佐藤雅美の作品にも登場していたように覚えています。

そんなことあるか?と思わず突っ込みを入れたくなるような
偶然やニアミスが重なり合っていくところは吉川英治作品の特徴ですが、
その世界にどんどんと引き込まれていきます。

この『坂東侠客陣』、タイトルの意味がわかるのはラストまで読んでからになります。
それは、読んでのお楽しみ!ということで。

タイトルの通り、
吉川英治の『剣難女難』を読み終わりました。
この本は、大学の時に買って、読むのは4回目です。

丹後、丹波が最初の舞台ですが、
檜山宿(瑞穂の桧山)とか、丹波亀山(亀岡)などの地名がちょっとうれしいですね。
完全に架空の場所と思いますが、
雨龍太郎の蘭谷の山寨がどこなのか、
気になりますね。
亀岡まで9里とあって、だいたい36キロあります。
ということは、おそらく桧山あたりと思われます。
そんな想像もおもしろいです。

さすが吉川英治の出世作と言われるだけあり
何度読んでも面白いです。
吉川英治と言えば、『三国志』『新平家』そして『宮本武蔵』ですが
自分は、伝奇小説っぽい
『江戸三国志』や『鳴戸秘帖』のほうが好きですね。

これから吉川英治月間にしようと思っております。
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