上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
前回宣言していたとおり、
司馬遼太郎作品の『峠』を紹介します。
全3巻という分量で、更新まで時間がかかってしまいました。

幕末の長岡藩で執政を務めた
河井継之助を主人公とした長編です。

陽明学を学び、知行合一を地で行った人物で、
当時としては開明派の考えを持ち、
時勢眼も優れていましたが、
長岡藩の役に立つ武士になることを
唯一の目的として突き進みます。

上巻はおもに、江戸でのこと、そして
備中松山で藩政にあたっていた
山田方谷への師事などが中心で、
中巻は長岡藩に帰ってから活躍、
下巻は新政府軍との戦い
という感じで展開していきます。

初めてこの本を読んだのは高校生のころで
非常な感銘を受けた記憶があります。
読み返してみると、やはり
面白い作品であることは疑いのないところですね。

実際に河井継之助のような個性が
身近にいたとしたら、付き合いにくいでしょうが。
それが「英雄」なのかもしれません。
スポンサーサイト
司馬遼太郎作品の『馬上少年過ぐ』です。
7つの短編が収められています。

河井継之助を描いた『英雄児』
海援隊とイギリス水兵殺害事件を描いた『慶応長崎事件』
足利藩の絵師田崎草雲のものがたり『喧嘩草雲』
ここまでが幕末が時代背景です。
伊達政宗のおもに若いころを題材とした表題作『馬上少年過ぐ』
伊予吉田の権力を握った医師重庵の小説『重庵転々』
この中では創作色の強い『城の怪』
賤ヶ岳七本槍、脇坂甚内のはなし、『貂の皮』

このなかでは『喧嘩草雲』が面白かったです。
足利藩の足軽出身の絵師である草雲。
腕力もあり、画才もある草雲が
ひょんなことから藩の軍隊指揮を任されることにより
これまでどこか伸び悩んでいた絵の才能が
開花するという話です。

また、『英雄児』の河井継之助に関しては
長編の『峠』もあり、比較して読むと
作品のトーンがかなり違っていて面白いです。

ということで、次は『峠』を紹介したいと思います。
最近は、幕末ものばかり読んでます。
というわけで、司馬遼太郎作品で
新選組、土方歳三が主人公の『燃えよ剣』です。

幕末から維新にかけて、
幕府を支える側として活躍した新選組。
新選組の組織的な活動に暗躍したのが
土方歳三という人です。

そのせいか、近藤、沖田以外の隊士のエピソードは
やや少なめですが、架空の人物を織り交ぜながら
土方歳三の生き様を追います。

帰東後の京都以来の隊士たちが、
それぞれの道へ進んでいった後の
土方の行動がかなり描かれていますので、
そういう意味でも、面白いです。
司馬遼太郎代表作のひとつ『坂の上の雲』。
後半の4冊分を紹介します。

後半の4冊は、陸戦と開戦を中心に
日露戦争を追っかけていく展開です。
そして、日本海海戦で終幕となり
最終章の「雨の坂」で簡単な後日譚に
触れられる感じで終わります。

戦闘の描写が多くて、戦死者の数などが
万単位で出てくるので
読んでいて心が痛くなります。
というわけで、繰り返しになってしまいますが、
管理人には前半の子規が活躍しているあたりのほうが
好みに合っていますね。

また、個人的には「大諜報」という章が興味深いです。
明石元次郎大佐がヨーロッパで、
ロシアの革命勢力と共同して、
帝政をゆすぶる動きを見せます。

全8冊の長編ですが、思っているよりも
サクサク読めるのではないでしょうか。
司馬遼太郎作品の『坂の上の雲』です。
作者の代表作の一つですね。
このたびは、前半の4巻までを紹介して、
そのあといったん中断し、
他の作品を紹介してから
後半に戻ってこようと思います。

松山出身の秋山兄弟と正岡子規が
一応の主人公ですが、
多彩な登場人物で知られております。
いわば明治時代が主役とでも言いましょうか。

個人的には、子規の死までの
主人公そろい踏みまでが面白いと感じていまして
その意味で言えば、3巻までが管理人の好みです。

みずからの努力が国家の未来にかかっていると
高等教育に進むひとびとが考え、
行動していった時代ということが
作中繰り返し出てきます。
そのあたりの雰囲気が伝わるのが
魅力の一つなのかな、と思います。

全8巻もある大作ですが、時間を忘れてしまいます。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。