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2012.03.27 『蜻蛉剣』
『竜門の衛』シリーズの最後を
かざるのが、この『蜻蛉剣』です。

加賀前田家の裕福さに目を付けた
田沼意次の策動が
太閤の一条道香、土佐の一領具足、
江戸の徒目付などなど
日本全国の暗闘を呼び起こします。

この作者、上田秀人氏の手にかかれば
江戸時代が策謀と暗闘の歴史になります。
それだけの構想力が素晴らしいです。

筋立てとしては、ちょっと入り組んでいますが
読ませきるだけの筆力がありますね。
剣戟の連続で、剣豪小説好きには
たまらないんでしょうね。
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2011.12.28 『風雅剣』
上田秀人作品の『風雅剣』です。
この作品は「竜門の衛」のシリーズです。

鞍馬寺や貴船神社あたりの洛北に
京都朝廷の復興を狙う「呪詛の宮」。
その陰謀を三田村元八郎が阻止できるか、
という感じのストーリーです。
また、サイドストーリーとして、
伊賀組の隠密たちの生き残りというのもあります。

読んでいてたのしいエンターテイメントです。
ただ、わたくし個人としては、剣豪小説は
やっぱり好みではないですね。
まあ嗜好の問題でしょうが。

シリーズも残り1冊となりました。
そこまで付き合ってみようと思っています。
2011.10.17 『波濤剣』
上田秀人作品で竜門の衛シリーズの『波濤剣』。
剣豪小説は、どうもあんまり好きではないのですが、
書下ろしシリーズが流行の昨今、
わたしもちゃっかりブームにのっかっちゃってます。

今回の『波濤剣』では、薩摩潜入から
沖縄まで行っちゃうというタイトル通りの内容となっています。
それこそ船で大海に漕ぎ出すという。

主人公の三田村元八郎は、父が殺されてしまったことから
次の新たな敵、田沼主殿とぶつかることになるという
次回作への期待値を高めてありました。

エンターテインメント色が濃い作品ですが、
琉球の歴史や元八郎が旅する場所場所の歴史なども
きっちりと書き込まれており、
それも魅力の一つとなっているんでしょうね。
タイトルが変わりますが、続き物です。
上田秀人作品で黒田官兵衛を読みました。

『月の武将』では本能寺まで、
『鏡の武将』は後半生と物語が分かれています。
特に、『鏡の武将』では秀吉に対する不信とともに
自らに対する無力さや限界を感じるというつくりになっており、
縄田一男解説によると、
完成度の高い作品ということになります。

黒田官兵衛関連作品を追ってきましたが
天王山、賤ヶ岳、朝鮮戦役を
描いた作品がすくなかったうえに、
天下人と才能ある家臣の心の隙間が見事に
描かれているので、『鏡の武将』だけでも
諸作品の穴を埋めて余りある秀作だと思います。

わたしが贔屓にしている大谷刑部がコテンパンなのが
個人的にはちょっと気になりました。
官兵衛目線では、このように見えていたのかなと
冷たい秀才として捉えられてます。
2011.01.07 『無影剣』
上田秀人作品の『無影剣』を読みました。
『竜門の衛』シリーズの3作品目です。

今回は徳川幕府草創期までさかのぼる陰謀を探るという
ちょっとスケールアップした感じのストーリーです。
主人公は、前作から時間を経た三田村元八郎。

ただ、話が入り組みすぎていて整理するのが大変でした。
将軍後継問題とか朝鮮通信使とか
外様大名の陰謀と隠れキリシタンなどと
非常に大ネタが多すぎるように思いましたし、
最終章の謎解きのところは、読み直さないといけませんでした。
アタマの悪いわたしのような読者には、
ちょっと難物だったかなと思います。

何も考えずに読みたいタイプの作品と
思っていただけに甘くみてましたねぇ。
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