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2015.12.14 『残月』
高田郁作品でみおつくし料理帖シリーズの第8冊です。

澪の大阪時代にお世話になった天満吉兆庵に関わる
失踪してしまった跡取り息子の佐兵衛、
それからその母のお芳にまつわるエピソードが
新展開を迎える8冊目になりました。

間隔をあけ過ぎて、まえの話を忘れてしまうのですが、
なんとか8冊目まで読み終えることができました。
全部で10冊あるということで、
伏線が少しずつ回収されていってます。

連作短編と言うことでもあり、読みやすいので
あまり時間かからずに読めました。
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2014.07.07 『夏天の虹』
『夏天の虹』は、高田郁作品の
みをつくし料理帖シリーズです。

今作品も主人公の澪が次々と試練を与えられます。
前作『心星ひとつ』での決断から
料理人として風味を判断できなくなったり
料理の協力者を失ったり。

それでも前を向くというのが
作品のテーマなので
仕方がありませんが、
心が痛みますね。
2013.12.01 『西行花伝』
辻邦生作品の大作『西行花伝』です。
新潮文庫で非常に厚みのあるのが特徴です。

弟子の藤原秋実が取材した
師西行の言行や西行自身の語りなどで
西行法師の生涯を追うという体裁で
物語が進んでいきます。

待賢門院との恋や保元の乱などが
中心となって構成されており、
その中から歌、いいかえると文化の力を
信じて行動を起こしていく西行が
印象的な作品です。

なにげない自然、人々の暮らしに
美しさを見出し、仲間たちとともに
歌を作っていくという側面と
出家の身でも俗事にも取り組んでいく側面と
色々な人が語り部となることで
重層的に浮かび上がるようになっています。

文章自体も美しく、この世とは何なのかを
考えさせられるような感じで、
大変な力作となっています。
なんというか、オトナな作品です。
高田郁作品の連作、
『みおつくし料理帖』シリーズから
『心星ひとつ』です。

常連客の坂村堂の実父登場とか、
ライバル店登竜楼の仕掛けとか
寒い日が続くときに、火が使えなくなるとか
今作品でも、ピンチの連続です。

それでも、客に喜んでもらうべく
「つるや」のお澪さんは、
周りの人たちやあさひ太夫の励ましで
試練を乗り越えていきます。

これでもう6冊目となんですね。
人気があるのか、息が長いシリーズとなっています。
高橋克彦作品の『風の陣』【裂心篇】です。
『風の陣』シリーズの最終巻です。

これまで牡鹿嶋足あらため、道嶋嶋足と
物部天鈴が主人公でしたが、
この【裂心篇】では、伊治鮮麻呂が主人公となります。

陸奥の支配は、嶋足たちの活躍にも
関わらずというか、
活躍が裏目に出てしまい、
紀一族や百済一族の台頭につながってしまいます。

そして、まさに紀一族の広純が
陸奥の按察使になり、
嶋足の腹違いの弟である大楯と
結託してしまったことで
情勢が日に日に悪化をたどります。

鮮麻呂は朝廷と蝦夷との間で
まさに「裂心」の連続。
しかし、蝦夷の若い力の台頭を信じて
決起します。

この【裂心篇】クライマックスは、
『火怨』の冒頭部分と重なっており
『火怨』を読まずにいられなくなります。

それまでの4冊とは、切り離して読んでも
いいのかもしれません。
あとは、鮮麻呂決起に嶋足はどう反応したのか
わからないままというのが
少し気になりますね。
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