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塩野七生作品の『わが友マキャヴェッリ』です。
この本は、以前から読みたかったのですが
やっと入手でき、一気に読みました。

この作品にはいる前に、メディチ家関連の本数冊や
同じ著者の『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』などの
関連作で予習をしてから、取り掛かりました。

小説には分類できないような、評伝のような作品です。

1は官僚になるまで、2は官僚時代、3は失脚から晩年までという
構成になっていて、思ったよりは読みやすかったです。
マキャヴェッリの作品は有名ですが、(ま、『君主論』とか読んでませんが。)
人物像は意外と面白いというか、振れ幅があるというか
かなり多面的な印象を持ちました。
それは、人間なら当たり前かもしれませんが。

読んでみたらわかりますが、
ロレンツォ・イル・マニフィコなどメディチ家やフィレンツェに
かなり興味が出てくることと思います。
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塩野七生作品の『レパントの海戦』です。

ヨーロッパのキリスト教国連合と
オスマントルコ帝国との
歴史的な海戦として知られている
この戦争を、ヴェネツィア側の視点から
描いた作品です。

主人公は、アゴスティーノ・バルバリーゴ。
ヴェネツィア海軍を率いた将軍です。
キプロス島を貿易基地として
繁栄を築いてきたヴェネツィアに対して
オスマントルコ帝国は
領土拡張主義で領有したい思惑。

こうした対立軸に、
カトリックを信奉する国々を
巻き込んでヴェネツィアは
戦争の道へと進んでいきます。

この三部作最後の作品は、
『海の都の物語』の
姉妹作品となっております。

解説にもあるのですが、
哀調が漂う作品です。
塩野七生作品の『ロードス島攻防記』。
三部作の2つ目です。

コンスタンティノープルの陥落から70年。
聖ヨハネ騎士団が領有するロードス島が
オスマントルコの次のターゲットとなります。
小さな島の遠征は、
スルタン、スレイマン1世の親征。
騎士団の海賊行為がよっぽど
目障りだったのでしょう。

そんな物語ですが、
アントニオ・デル・カレットと
ジャン・バッティスタ・オルシーニという
貴族出身の2人の若い騎士が主人公です。

騎士が華麗に活躍する戦争から
銃器や大砲がメインになる戦争へ。
日本でもちょうどそんな時代に
移っていく時期にあたり、
火薬は世界規模での発明だったんだな、と
改めて感じます。
塩野七生作品の『コンスタンティノープルの陥落』です。
このあとの作品とともに三部作と言われています。

1453年のビザンツ帝国滅亡を
ヴェネツィアの医師やフィレンツェ商人などの
キリスト教国側と
スルタン、マホメッド2世の従者や
征服された国から参戦せざるを得なかった
セルビア王国の隊長などオスマントルコ側との
両面から群像劇仕立てで描いた作品です。

建国から50年ほどの若い国と
1000年以上続いた老帝国。
十字軍熱も冷めきって
地中海世界がヨーロッパの中心から
ずれていく様子が
物語を通して感じられます。

この三部作は、非常に面白いので
何度か読み返しています。
未読の方は、チャレンジしてほしいですね。
大作もとうとう最終です。
『ローマ人の物語 ローマ世界の終焉』で
文庫通巻で言うと、41~43巻となります。

だいたい3年くらいかけて読んできたわけですが、
感慨深いものがあったり、なかったりです。

テオドシウス帝以後、ローマ帝国は
東西分裂してしまい、紀元476年に西ローマ帝国は
消滅してしまいます。
その後のだいたい100年くらいまで
描いてこのお話はピリオドとなります。
実際には、東ローマ帝国が1453年まで続きますが。

絢爛たる多神教の世界がキリスト教世界に変わっていく
過程でローマ帝国らしい価値観も少しずつ変わっていき
中世へと突入していくわけですね。
いろんな国のたくさんの研究者が
ローマ帝国について調べていると思うので、
機会があったら、勉強したいです。

個人的な感想で言うと、
やはり興隆に向かう共和政、元首政の初期が
いちばんおもしろいと感じています。
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